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2014.07.28 Monday

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2011.02.23 Wednesday

高瀬船

30年以上前のことである。神門師匠宅に通いだしたある日、春の日差しが差し込むのどかな昼下がり・・・・いつものようにどてらをまとった師匠がのんびりとタバコの煙をくゆらせながら、目はどこをむいているとでもなく、眠っているのかとも思えるような・しかしながら、このおもろい顔を横でながめながらいると・・・・「 おまえのう、高瀬舟にのったことはあるかいのう・・・」「 はあ、タカセブネ・・」「 なんや、乗ったことはないのか。貧乏じゃのう・・おまえは。森 鴎外のを読んだか・・・」「 はあ、・・・」「 なんや、高瀬舟という物語・・知らんのか・・・ほんとにおまえはバカじゃのう。」「 はあ、先生。バカじゃから、アホじゃから、ここにこいって、言われたのは先生でっせ・・」「 まあ、そうじゃのう。あのな・・・・こんなアホウ、・・いままでわしの弟子にはおらんかった。」
 ナツカシイワイ。あのころが。叱咤激励じゃなく、「叱咤・叱咤」の毎日が続いたのだ・・・・が、よくぞ、怒られても怒られても通ったものだ。・・・やはり、ピロール与作さんは、この師匠がなにかしら「 気になる存在 」だったのだと。・・・あとで、言われたのだ「 私の怒号を聞いたものは、ほとんど二度と顔をみせませんね、あっははっははは・・」と、歯の一本もない口をあけて心の底からゆかいそうに笑っていたものだ。

高瀬舟は、森鴎外の短編小説ながら「名作」であり、京都の高瀬川を行き来する小船のことである。江戸の期、罪人の喜助をのせ護送にあたった同心との高瀬船の中での「かたり・やりとり」を通じて、鴎外は「安楽死」のことを問うておるのだ。
 このITの時代・・・・便利になっていますよ・・・・下記をクリックすれば、朗読が聞こえますよ。http://www.voiceblog.jp/bird330/355451.html 続けて、下記を


http://www.voiceblog.jp/bird330/363548.html


先日90過ぎの母親を70歳の息子が殺した・・・・という記事をみていたら・・・高瀬舟を思い出した。
2014.07.28 Monday

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