2014.07.28 Monday

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2012.12.16 Sunday

わが師匠の教え


  念じても、念じても、花咲かぬところに人生の妙味があるのですよ。花咲かぬところで、しかも安定する事が人生修行の終着駅であります 」


 日本だけでも、一億二千万人の人たちが、たむろしているのだ。その一人一人が・・・・「 花を咲かせたい 」「 花が咲くようにと・・」
  子供のころから( 親の願望もあろうが・・) それぞれの事に努力邁進されてきているのだが・・・なかなか、万人が、すばらしい花を咲かせることはできないのが現実である。
  しかし、「 希望・夢・ロマン 」を持ち続けることは大切である。

 黒田、私はもう、70才を超えたのだが 今も 毎日 青春なのですよ。死ぬまで青春なのですよ。・・・・と、イワレタモノダッタ。


念じても、念じても、花咲かぬところに人生の妙味があるのですよ。花咲かぬところで、しかも安定する事が人生修行の終着駅であります・・・・・そうだなあ〜 と。
2011.04.23 Saturday

花見宴は、おわかれ会 ?

こちらのほうでは中山間地域になるため、桜がこの雨の中散り始めとなってきております。7日前の土曜日にこちらの小さな公園において花見宴を老若男女ならぬ、老熟男女の17名で・・・・つまりは、福島と福井の似通ったところの話になって、おなごどもの一致は、「わが旦那も、そろそろお国のために、一日40万らしいから、是非とも出稼ぎにいってもらいたい・・・・ガンになろうが、どうなろうがかまわんではないかい・・・ねえ〜。 」「 そうだ。そうだ・・・」「 いや、私は病弱だから、・・」「 ネジの一本ぐらい閉められるわいな・・」「 そうだ。そのくらい、できる」「 いや、オレって、花粉症が強いし・・」「 アラ、放射能を吸うと、なおるかもしれんよ・・・」

いやいや、この話題( おかね )になると、もりあがりますなあ・・・。最後は、「 じゃあ、中閉めとします。・・・本日の宴は、嫁さんとの告別式か、別れの宴となってしまいそうです。」「 別れの宴でも、かまわん はやく、いま・ここから、フクシマにむけて出発してくれっ・・・・・・」「 パチパチパチ・・( おなごだけ)」どなたも、桜をめでることなく宴は終了。なにが花見じゃ・・・女房どもは、「お国のために働くのがオトコというものや、なあ、なあ、そうやろう・・・」「そうや・そうや ワハハハ・」

師匠の言われた言葉がよみがえります。・・・「 黒田、おなえは嫁というのがおるのかいのう・・・」「 はあ、ひとり、おりますわいな 」「 ほう、よう、あんなばけものを抱いて寝ておられるものよなあ・・・」「 これはこれは先生らしいお言葉で・・ばけものとは、すごいことを。」「 なにがなにが、わしゃあ、あんなバケモノ、ほしくはないでえ。時々、一晩、借りるだけならばいいがのう・・・おまえは、すごい奴じゃのう、あんなバケモノといつも寝ておるとは・・・・いまに怖さが身にしみるわいな 、ワッハッハハハ 」世の中には、このバケモノを二人・三人ととっかえ、ひっかえ抱いておられ御仁もおられるのにねえ・・・。

師匠も生涯独身で( お見事 )・・・どうも、悟りを開いた方は独身で生きられているようです。もちろん、私の友人・畏友にも、独身を貫く人・おなごがきてくれないから仕方なく独身の人・なぜか何度ももらっている人・さまざまです。いやはや、「 生きる 」ってことは・・・・やはり、おもしろい。いろんな味が、ダシがある。お好みのダシを二人で、いや、一人でもいいからつくりましょうネ。
2011.04.14 Thursday

習った師匠は、やはりすごい男だった。

黒田与作・おとこ・63歳にして・・・・この大転換期に思う。
「 黒田 おまえのう、わしの言うことは、これっぽっちも間違いはないのやでえ・・。( と言いつつ、小指の先を親指でチョンとはじいて見せるのだった。 )」「 はあ、そうですなあ・・・これまで、ほとんどの予想があたっていますからなあ・・・」「 おまえはほんとにアホじゃわい。わしのいうことは予想ではない。そうなるのです。」「 しかし、先生・・・いま、世界中が有識者も含めて、日本イズ・ナンバーワン といってますがねえ。トヨタも、松下もアメリカに工場を作るっていっていますがねえ・・・日本民族もたいしたものじゃないでっか・・」「 ほんとにおまえは、日本一のアホじゃ。トヨタの工場もみんなアメリカさんにとられてしまうのよ。幸之助もほんとにわからんやつじゃ。夜も昼も働かせて、何が経営の神様じゃ・・・日本人は、夜も昼も働いてはいかんのです。おまえらがバカにしているカラスでも、夜は眠るのですよ。カラス以下の脳みそしかないのかい・・・おまえらは。」
「 はあ、そういわれれば、カラスも、ブタも夜は寝ますわいな。となりの人なんか、3交代で、夜中も仕事ですわな。しかし、先生・・・給料は多くなりまっせ。」「 アア、もうあかん・・・こんなアホな弟子は、わしゃあ、はじめてじゃわい・・金なんかそのうち紙切れになるのがわからんのか」
師匠とのやりとり・・・を下記に。・・・・黒田。今の日本人は目明きメクラなんですよ。先が見えてないのです。目先のことばかりにウロウロしているのよ。・・・そのようですね。・・・・そのようではないのよ。そうなのだじゃ。これから、この国は大変な時代を迎えるのよ。みんなが貧乏になるのよ。・・・・日本人が世界で一番金持ちで、みんなが中流っていってますよ・・・・だから、この国民はメクラばかりなのよ。これから、銀行が大きな会社が潰れてゆくのですよ。・・・・そんな、先生。ニュースでは、日本が No1だと毎日のように言ってまっせ。なんで、ダメになるのでっか・・・・それはのう、上のほうに居座る輩がバカばっかりになってしまうからよ。土光( 敏夫 )のようなサムライがいなくなってしまうからよ。根無し草ばかりの、鶏の脳みそしかない輩が、上におるからよ・・・・なるほど、えらいことになるんですよね。・・・・おまえのう、わしゃあ、マッカーサーに面会したときもあの男に言ったのだが( ホントの話)このたびの戦いで、日本は敗れたのだが、日本という国はアメリカと違うのですよ。春には、小川でカニやドジョウが泳ぎ、ウメの花・桜の花が咲いて、夏には小川で子供等が泳ぎ、山々は緑で覆われ、空気も水もそのまま飲めるという、実りの秋には黄金色の稲穂が風邪にゆれて、アカトンボが飛びかう、子供等がうれしそうに飛びはね回る。冬には、真っ白な銀世界の幻想的な中、囲炉裏端で、炭火での焼き芋やドブロクで、語り合うという、それはそれは四季というものがありまして、美しいとても美しい国なのですよ。あなたの国にはこのような美しい四季がありませんやろう、・・・・というような日本礼賛を述べたところ、マッカーサーは、「 あなたはすばらしい人だ。今の敗北した日本で、あなたのように、わが国を礼賛するものはいない。私のもとに来て、言うのは、ギブミー助けてくれ。こればかりだ。あなたはすばらしい日本人だ・・・と誉めてくれたという。・・・・歴史に恥じない確たる理念もなく、事実に基づく政策もなく、制度も不十分な中での戦いは、この大戦だけでおわりにしてほしかったのだが・・・・またしても、この国民は「 いつか来た道 」に迷いこんだとしか思えてならない。
師匠の言葉が、脳裏にのこる・・・・・黒田、おまえのう。岸壁の母という歌、あれはのう、命があってよかったのう。最後の最後は、「いのち、あってのものだね 」なのじゃよ。それが、今は、どうじゃい。命より、「カネ」になってしまったのよ。
おまえにはわからんじゃろうが・・・・これからこの国はいままでにない大変な時代が来るのですよ。上にいる輩が金亡者ばかりになっておるからのう。なぜに、わしがおまえのピロールを続けろというのか・・・・。わかるかい。
・・・・大戦で負けて、命からがら帰ってきた郷土。畑も田んぼもそのまま残っていたのじゃよ。なんにも汚れずにのう・・・・この水も空気も土も汚れていなかったからこそ、今の日本があるのよなあ、田舎がそのまま残ったから今の発展があったのよ。ところがじゃ・・・百姓も欲が深いもんじゃから、ようけ・もっと儲けろといって、農薬・化学肥料と田畑を汚してしまった。ドジョウも、トンボもおらなくなってしまった。中国からも、黄砂や、変な雨(酸性雨)がふってくる。わかるか・・・黒田。このごろ、店で水を売るようになってきただろう。いまに、日本人は、空気を買うようになるぞい。ホレホレ、うまい空気じゃぞ〜〜と、母親が子供に、空気風船からの空気を吸わせるようにのう・・・・ワッハッハハハ・・・・いやあ、先生、まさか、そんな。

いやはや、つい昨日のような・・・・やりとりの一部をご紹介しました。この原発事故を見ていたような・・・水も空気も野菜も魚も・・・・汚れてしまって・・・・・「 黒田のう、この民族はいきつくところまで、いかないと目がさめないのよ・・・皆が貧乏になるとおまえのピロールがわかってくるのよ。それまで、食われなくても続けなさいよ・・・」皆さん、ご感想を是非いただけませんか。
ピロール与作さんは、この師匠に2年半、毎日のように通ってお習いしたのですよ。そして、人生の生き方が解ったのですよ。私は夜は寝ることに。カラス以下にならないように。カラスがえらいと心底信じ、カラス神社を立てて祈っておられる方は、夜も昼も働いていただきたい。そして、師匠がこういわれた。「おまえ、ひとになるのですよ。ひらがなの ひと にね。そして、親孝行をするのですよ。親孝行とは、親に物を買い与えることではないのですよ。一日一回でいいから、ご両親と食事をしなさいよ。それだけで、お前は日本一の親孝行息子ですからね」

2011.02.23 Wednesday

高瀬船

30年以上前のことである。神門師匠宅に通いだしたある日、春の日差しが差し込むのどかな昼下がり・・・・いつものようにどてらをまとった師匠がのんびりとタバコの煙をくゆらせながら、目はどこをむいているとでもなく、眠っているのかとも思えるような・しかしながら、このおもろい顔を横でながめながらいると・・・・「 おまえのう、高瀬舟にのったことはあるかいのう・・・」「 はあ、タカセブネ・・」「 なんや、乗ったことはないのか。貧乏じゃのう・・おまえは。森 鴎外のを読んだか・・・」「 はあ、・・・」「 なんや、高瀬舟という物語・・知らんのか・・・ほんとにおまえはバカじゃのう。」「 はあ、先生。バカじゃから、アホじゃから、ここにこいって、言われたのは先生でっせ・・」「 まあ、そうじゃのう。あのな・・・・こんなアホウ、・・いままでわしの弟子にはおらんかった。」
 ナツカシイワイ。あのころが。叱咤激励じゃなく、「叱咤・叱咤」の毎日が続いたのだ・・・・が、よくぞ、怒られても怒られても通ったものだ。・・・やはり、ピロール与作さんは、この師匠がなにかしら「 気になる存在 」だったのだと。・・・あとで、言われたのだ「 私の怒号を聞いたものは、ほとんど二度と顔をみせませんね、あっははっははは・・」と、歯の一本もない口をあけて心の底からゆかいそうに笑っていたものだ。

高瀬舟は、森鴎外の短編小説ながら「名作」であり、京都の高瀬川を行き来する小船のことである。江戸の期、罪人の喜助をのせ護送にあたった同心との高瀬船の中での「かたり・やりとり」を通じて、鴎外は「安楽死」のことを問うておるのだ。
 このITの時代・・・・便利になっていますよ・・・・下記をクリックすれば、朗読が聞こえますよ。http://www.voiceblog.jp/bird330/355451.html 続けて、下記を


http://www.voiceblog.jp/bird330/363548.html


先日90過ぎの母親を70歳の息子が殺した・・・・という記事をみていたら・・・高瀬舟を思い出した。
2010.12.29 Wednesday

師匠の言葉である・・・働くな・・・・と。その一

おまえのう・・・・どうして、おまえさんらは、朝から晩の夜中まで働くのじゃ・・・・。
「 はあ、勤労というのは先生。大切じゃないっすか・・・。働かざるもの食うべからず・・・ともいいますがな。」
「 わしゃあ、40年も働いておらんがのう。飯くっとるぞお・・・」「 まあ、言われて見れば、先生は働いておりませんなあ・・」「 お前の話じゃと、働かないと食えないというのかいな。」「 まあ、普通はそうでっせ。まともな男なら、働かないと恥ずかしくて・・・第一、嫁ももらえませんよ。」「 ホホゥ、嫁ももらえんかいな。わしなんか、働かんし、もしも、働いても・・・嫁なんかイランがのう・・あんな邪魔なもの、ようおまえもらったのう。・」「 まあまあ、またまた先生の、お得意の ツッコミがきましたなあ・・・嫁というものは邪魔でっか・・・・ははは 」「 こりゃあ、またおまえは逃げる。嫁なんかもらわんでも飯ぐらい食えるぞ。」
 「 マア、それはそうですがね。炊飯器も、便利なものがありますしね・・・アレッ、先生、話が横にいきましたがね。」
 「 おおっ、そうじゃ。わしゃのう・・・・日本人はバカみたいに働くがのう・・・そんなに働かなくても、食えると思うのじゃがの・・・」「 でも、先生。働いて立身出世しなきゃあ・・・」「 ホウ、おまえは、立身出世がしたいのかいな・・・」「 そりゃあ、皆そう思っているのじゃないでっか・・・」「 いや、私なんか、なあも・・・これっぽっちも( といいながら、小指のさきっぽを親指ではねてみせるのだった )ありませんな。」
「 まあまあ、先生は、お悟りになられておりますからな。我々のような平民は・・・・」
「 しかしのう、黒田。夜も昼も、24時間働くなんて・・・・おかしいと思わんかな・・お前のようなアホウでもたまには思うじゃろうが・・・・・」 「 わたしゃあ、40年間ここに座っているだけじゃが・・・食えるがのう・・・わたしゃねおまえさんら、日本人にもっと働くなといいたいのよ。」
  つづく
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